実施履歴
落海 祐介 先生 (広島ハートセンター 循環器内科)
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今回は RCA #2 の短い CTO 病変に対する PCI を施行しました。病変入口部に側枝が存在しており、SASUKE を併用してアプローチしました。Angio では明瞭ではなかったものの、術前 CT で入口部がありそうに見えたため、1st wire には XT-R を選択しました。実際の wire 進行中に引っ掛かりを感じたため、無理に押し込まず慎重に操作した結果、XT-R が無事に通過しました。
#1–4 にかけては全体的にプラークが連続しており、仕上げの strategy に迷いましたが、病変全体の形態とフロー改善を考慮し、段階的に balloon dilatation を実施しました。#4 には DCB を使用し、#1–3 にはステントを 2 本留置して終了しました。
本日もご指導ありがとうございました。
