PCI 手技標準化プロジェクト


手技の本質を考える: 応用可能な理論的知識と症例共有

限られる経験をどう最大限生かすか?自身の症例数が限定的であればこれは命題です。PCI を始めてから出張カテーテルをさせていただけるまで、自身の症例数は年間100例もありませんでした。なかんずく、CTO 症例は年に10例程度だったと記憶しております。その様な中で、いかに手技向上を目指すか?当時は大変苦労しました。今でもそのコンセプトに変わりありませんが、限られた症例下での手技向上への打開策は応用可能な理論的知識の学習と症例共有でした。

手技の本質は何か?解剖・組織の意図的な修正であろう手技は、解剖・組織に症例間で類似する性質がある場合、演繹的傾向を有する可能性があります。言い換えれば手技には応用可能な理論的知識があると思います。症例共有のメリットとは何か?仮想体験を通じた理論的知識検証の場でもありますが、それだけではなく、種々の症例から理論を導く帰納的思考を得る場でもあり、これも重要なアームだと思います。言い換えれば症例共有は、手技の本質に関わる新たな応用可能な理論的知識探索の場であるとも思います。

手技の本質に繋がる応用可能な理論的知識の学習と検証・探索、これを標準化の定義とし、本プロジェクトの目標としました。利便性を考慮した学習・検索ツール、症例共有ツールを展開していく予定です。「根拠に基づいて決められるように」、「新たな知見を得られるように」皆さんと手技標準化を目指していきたいと思います。どうかよろしくお願い申し上げます。

永松 航(北摂総合病院)

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