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一般社団法人YES Foundation

 Rotablator Academy


石灰化病変は冠動脈治療における大きなトピックです。

様々な治療オプションがある中で、ロータブレーターは20年以上前から始まり、現在の冠動脈石灰化治療においても中心となるデバイスです。私がPCIを開始した時期はDrug-eluting stentの第一世代であるCypherステントが登場した時期と重なります。Cypherステントの登場によって、通常のベアメタルステントだと必ず再狭窄を来すようなびまん性の石灰化病変に対してPCIというオプションが生まれました。一方、Cypherステントはそのストラットの厚さなどから必ずしも使い勝手の良いステントではなく、病変部へのステントデリバリーにしばしば難渋しました。
そんなとき、ロータブレーターを1回通しておくことで簡単にCypherステントがデリバリーできるようになるという経験をたくさん得ることができ、ロータブレーターというデバイスの魅力に徐々にハマっていきました。
その後、Drug-eluting stentは大きな進歩を遂げ、ガイドエクステンションカテの出現などもあり、現存のDrug-eluting stentをデリバリーすることに難渋する機会は極端に減りました。しかし、冠動脈石灰化によるステント拡張不良や慢性期のステント再狭窄、石灰化結節など冠動脈石灰化病変は今でも患者さんの予後を悪くする大きな因子です。

この度、土金悦夫先生からRotablator Academyを開講する機会を頂きました。
私自身、まだRotablatorを学んでいる身ですが、多くの先生方と私の知識や技術を共有させていただき、安全なロータブレーター治療につなげていきたいと考えています。よろしくお願い致します。

坂倉 建一(自治医科大学附属さいたま医療センター)




この度、自治医科大学附属さいたま医療センターの坂倉建一先生を講師にお招きしてRAアカデミーを開講する事が出来ました。改めて理事を代表して坂倉先生に御礼申し上げます。

RAはDCAとはまた異なる臨床的に有用なdebulkingデバイスです。しかしながら坂倉先生の御言葉をお借りすると「安全性が担保されない臨床的有用性は無い」。私も全く同感です。特に待機的PCIでは真理でしょう。そういう意味で今回最初に配信させて頂く安全なRAの指針は、末永く我々PCIオペレーターのバイブルになると確信しております。
今後はビデオライブ等でより現場に則した情報発信をしていく予定ですので、どうぞ宜しくお願い致します。

文責 土金 悦夫(豊橋ハートセンター)

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