2022.10.28 「PCIのミライ VRとトモに」@ CCT2022
予告編ムービー
CCT 2022.10.28 「PCIのミライ VRとトモに」 セッションを終えて
ご 挨 拶
この度は、Virtual Realityを使用したガイディングカテーテルシミュレーションというテーマでこのような企画をCCTという大きな舞台でいただきましたことに、大きなご尽力を賜りました土金先生をはじめYES Foundation, ASAHI INTECCの方々に心より感謝申し上げます。
世間ではメタバースという造語が飛び交うようになり、仮想空間ビジネスの足音は医療者にも届きはじめていると思います。しかし今もなお我々には縁遠い世界でした。
元来ゲームやアニメ、映画の世界の住人でもあった自分は、我々のフィールドである心血管インターベンションでもVR技術や仮想空間上での物理演算はGame changerとなる、と確信し、医療者に縁遠いメタバースと心血管インターベンションの架け橋となることを夢に見ました。
昨年末、関西YES clubで土金先生に初めて対面でお会いしました。私の語る夢物語に真剣に耳を傾け、一緒に現実路線へ引き寄せていただいたその一撃必殺で本物を射抜く土金先生のチカラに感服しておりますし、そこから始まって今に至っていることに感謝しております。
この仮想空間シミュレーションは一定の臨床成果をあげ、CCT2022で大きな一歩を踏み出しましたが、私にとっては小さな一歩です。皆様には「未来を感じる」と多くのご感想をいただきありがたい限りなのですが、私の考える未来はおそらく皆様の想像の遥か上です。ガイディングカテーテルのみならず、Valve in Valve, Appendage closure, Rota-wire biasとdifferential cutting, その他多くのジャンルへの挑戦を続けます。
来年、再来年、皆様の度肝を抜く技術でCCT, YES live, あるいはそれ以外のライブデモンストレーション、学会でお披露目できるよう努力して参ります。
引き続き、ご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
そしてこのプロジェクトは私一人の力では成り立たず、多くの先生方、企業の方々のご協力あってのものであることを再度強調したいと思います。
追 伸
ガイディングカテーテルシミュレーションは症例を随時受け付けております。
前ページのOffice VR経由でも結構ですし、直接メールをいただいても問題ございませんのでよろしくお願い申し上げます。
必要な条件は「造影心臓CT axial 1mm以下のスライス DICOMデータ」です。
大津赤十字病院 循環器内科 樋上裕起
hhigami@kuhp.kyoto-u.ac.jp