CTO Abroad @ CTO Academy

私の記憶が確かなら2011年にそれを始めたと思います。
当時海外、特に中国に出張カテで呼ばれると、行った先の施設でCTO症例が出てくるわ出てくるわ。丸一日半分以上うんざりしながら症例をこなしていました。そこで思いついたのは所謂ギブアンドテイク。先方はいっぱいCTOを開けて欲しい。一方国内にはCTOやりたくてしょうがない若手がいっぱい。それをマッチングさせればWinWinになるのでは?
北京上海広州等、当時既にCTO PCIを盛んに施行していた施設にて「1週間プログラム」を始めました。具体的には国内から気鋭の若手医師をピックアップして、月曜日から金曜日までその施設に滞在してもらい、出来るだけCTO症例をやってもらうというもの。私はご挨拶がてら1日だけお付き合いする感じで。
本YES Foundation関連でも理事の矢嶋先生、細木先生、永松先生や新関先生、また監事の松野先生等、皆さんまだ若かりし頃にこのプログラムに参加してもらいました。
CTOHWSや症例検討会は、勿論イチ症例の共有により参加者の経験値を上げる事を目的にしていますが、やはり実際の経験に勝るものではありません。
其処で今年からこの企画を再起動したいと考えております。
勿論コロナ禍を経て海外諸事情も変化しているので、全く同じ事は出来ません。しかし「今の若手有志達に海外での経験を積んで欲しい」という趣旨には何ら変わりはありません。また先程の先生方には、今度はサポーターとして協力もして頂く予定です。
本講では今後それらに関する情報共有と情報発信をする事から初動してみたいと思います。
2025年1月
YES Foundation理事長
土金悦夫