実施履歴
松尾 直朗 先生 (岡山市民病院 循環器内科)
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半年ぶりにプロクターをお願いしました。
今回は右冠動脈のCTOとLMT―LADのDCAの2例を行いました。
1例目はpromissingなseptalが2本あり、primary retroの方針で、術前の想定では比較的容易にretroのシステムが構築できると思っていましたが、通過させることができず、手を変わっていただき、通過できました。通過後は非常にスムーズに手技を終了させることができました。術後にchanelを通過した際の透視像を見て、自身では待ちきれず、狙った方向にwireが向いた際にすぐに押してしまい、別の枝に入ってしまっていたが、細木先生の手技ではwireが狙った方向に向いた際にその場で待つような感じで通過させており、ここでも押さないPCIが重要だと再認識でき、非常に有意義な治療となったと感じました。
2例目は初めてのDCA症例でしたが、IVUSでしっかりと切除方向を決めることができ、比較的安心して、治療を進めることができました。ただ、デバイスの操作の感覚が最初は掴みきれず、カッターの動きが早いと何度も注意を受けました。こちらも術中はよくわからなかったですが、術後に画像を見返すとやはり非常に早く、かなり繊細に操作が必要と感じることができていい経験になりました。
また次回の症例も相談させていただき、今回も有意義な経験となりました。
これからもお願いいたします。
