実施履歴
河合 勇介 先生 (岡山市民病院 循環器内科)
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細木先生には5年ほど前からCTO症例のご指導をいただいておりましたが、コロナ禍でお越しいただけない期間中にこのような魅力的なプロジェクトが開始されていたことを知り、今回初めて参加させていただきました。
ご指導いただいた症例は、事前のCAGではLAD近位部の比較的距離のあるCTOで、interventionalな側副血行もない症例でした。細木先生から「tip detection法を予習しておくように」とのアドバイスをいただき、繰り返しecasebookを視聴して準備万端で臨みました。しかし、当日行ったマイクロカテからのtip injectionではマイクロチャネルからの順行性血流が確認され、まさかのopen vessel症例でありました・・・。とはいえ、私の技術不足もありなかなかすんなりとは行かず、それぞれの局面での理論的な考え方はとても参考になり大変勉強になりました。また、初めて8FシースレスでのTRIを経験させていただき、患者さんも非常に楽だったと言ってくださいました。
今回の経験を生かして、引き続き精進したいと思います。