実施履歴
落海 祐介 先生(広島ハートセンター 循環器内科)
赤澤 良太 先生(広島ハートセンター 循環器内科)
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落海 祐介 先生(広島ハートセンター 循環器内科)
この度は貴重な経験をさせていただきまして、誠にありがとうございました。前回は2ndでの参加でしたが、今回は1stに昇格させていただきました。
症例はLCx CTO reattemptで、前回subをバルーン拡張しておりCTO入口部にstumpはありそうだがそこを正確にとらえることができるかということもantegradeを進めるうえで重要なポイントであったかと思います。個人的にはreattemptであることと、RCA→LCxのチャンネルはいけると思い、また当日の造影では懸念されていたチャンネルからCTO exitまでののりしろが前回のCAGのときよりもかせげそうであったので、primary retrograde approachで考えておりました。アンテのガイドカテの選択に関してはSPBではなく、LCxへの治療介入としては確かにALの方がいいかと思われます。大変反省しております。
実際の症例の流れといたしましては、上記を解決に導く手立てがまさにというところでしたが、subにsoft wireをいれておいてそこからDLCで入り口をとらえるという方法を御指導いただき、言われてみればそうなのですがそこを術前に発想できなかったことが、まだまだ自分の未熟さが感じられました。その後の治療の流れは、ある程度自分のstrategyの範囲内になりましたので良かったのですが、RCA入口部をinjuryして予想外のところで手技につまずいてしまい、今後そうならないように一層邁進していきたいと思います。
今年最後のproctorshipとなりましたが、大変重要なポイントがいくつか盛り込まれているいい症例であったかと思います。
来年も何卒よろしくお願い申し上げます。