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一般社団法人YES Foundation

2022年5月

下地 顕一郎(済生会宇都宮病院)
下地 顕一郎(済生会宇都宮病院)

この度は理事という大役を仰せつかり身の引き締まる思いです。誠に微力ではありますが、精一杯努めて参りたいと思います。私もまだまだ勉強中の身ではありますが、現時点で私の持っている知識や経験を若い世代の先生方に共有していきたいと思っております。

複雑病変の治療においては術前のストラテジー構築の過程が重要です。当院ではCTOはもちろんopen vesselにおいても従来のCAGに加えて心臓CTを術前に積極的に利用し病変形態の把握に努めています。また、pressure wireやFFRctなどのmodalityで介入が不要な病変を事前に同定する、DCAなどのデバイスで複雑な分岐部病変形態をできるだけ単純化する、などの努力を行って治療に望んでいます。このような過程も共有し実りある議論ができればと考えております。また、術者が困難な状況に陥ったとしても明確な策を立案して打開していく過程もlive demonstrationの形式でそのまま共有、議論していきたいと考えています。

皆様のフィードバックや土金先生、矢嶋先生をはじめとした皆様のご指導を頂きながらよりよいYES Foundationを目指して尽力していく所存ですので何卒宜しくお願い申し上げます。